失点率(RA)はいくつから良い?目安・計算方法・防御率との違い
失点率(RA:Run Average)とは、投手が 9 イニング投げた場合に何点の失点を許すかを示す指標です。自責点ベースの防御率(ERA)と違い、野手のエラーによる失点も含めて評価するため、投手単独の実力ではなくチーム守備込みでの結果指標として使われます。
失点率の計算方法
失点率(RA) = 失点 × 9 ÷ 投球回数
7 回を投げて失点 3 なら、3 × 9 ÷ 7 = 3.86。同じ試合で自責点が 2 なら防御率は 2 × 9 ÷ 7 = 2.57 となり、両者の差 1.29 がエラー由来の失点ということになります。
失点率の目安
失点率は防御率より概ね 0.3〜0.5 高く出るため、NPB の平均防御率(年により 2.76〜4.10 のレンジ)から逆算するとリーグ平均失点率は概ね 3.20〜4.50 のレンジで推移します。これを基準に評価します。
- 2.00 以下: 歴代級・絶対的エース水準
- 2.00〜2.99: エース・タイトル争い
- 3.00〜3.49: 好投手・ローテーション中軸
- 3.50〜3.99: リーグ平均下〜やや上
- 4.00 以上: 平均以下・改善余地あり
失点率と防御率の使い分け
投手の純粋な実力を見たいときは防御率、実際にチームが許した失点を含めた結果を見たいときは失点率。両者の差が大きい投手は守備に助けられていない・足を引っ張られているということです。
MLB のセイバーメトリクスでは、防御率より失点率(RA9)の方が「実際に起きた失点」を反映するため重視されることもあります。WAR(勝利貢献度)の計算では失点率ベースの版が使われる場面もあります。
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失点率の計算方法は?
失点率は「失点 × 9 ÷ 投球回数」で計算します。たとえば 7 イニングで失点 3 なら、3 × 9 ÷ 7 = 3.86 になります。防御率の計算式(自責点 × 9 ÷ 投球回数)と同じ構造で、自責点ではなく失点を使う点だけが異なります。
失点率と防御率の使い分けは?
個人投手の純粋な実力を評価するなら防御率(ERA)、投手の実出来高やチーム守備力込みの結果を見るなら失点率(RA)を使います。失点率が防御率より明らかに高い場合は、チームの守備にエラーが多いことを意味します。
失点率はいくつから良いと言える?
失点率は防御率より概ね 0.3〜0.5 高く出るので、NPB の平均防御率(年により 2.76〜4.10 のレンジ)から逆算すると、3.50 を下回れば優秀、3.00 以下なら一線級が目安です。
失点率が高くて防御率が低い投手は?
失点率と防御率の差が大きいほど「守備のエラーで余計な失点を喰らっている」状態。投手本人の実力(防御率)は良いが、チーム成績的には失点が嵩んでしまうケースです。