野球の失点とは?自責点との違い・失点率の計算方法を解説
野球の失点とは、投手がマウンドにいる間に相手チームが得たすべての得点のことです。似た用語の「自責点」とは異なり、野手のエラーによる得点も含みます。この記事では、失点の意味・自責点との違い・失点率の計算方法をわかりやすく解説します。
失点の定義
失点とは、投手がマウンドにいる間に相手チームが得た得点の総数です。得点の原因がヒットであろうと、四球であろうと、野手のエラーであろうと、すべての得点が失点として記録されます。
失点 = 投手がマウンド上にいる間の相手チームの全得点
たとえば、ある投手が7イニングを投げて、相手チームが3点を取った場合、その投手の失点は3です。このうち1点が野手のエラーに起因するものであっても、失点は3のままです。
失点は投手個人の記録として記録されるだけでなく、チーム全体の投手力を評価する際にも使われます。シーズン通算の失点数はチームの守備力・投手力を示す重要な指標です。
失点と自責点の違い
失点と自責点の最大の違いは、エラーによる得点を含むかどうかです。
| 項目 | 失点 | 自責点 |
|---|---|---|
| エラーによる得点 | 含む | 含まない |
| 投手の責任 | 守備のミスも含む | 投手の責任のみ |
| 防御率の計算 | 使わない | 使う |
| 数値の大小 | 自責点以上になる | 失点以下になる |
具体例で理解する
ある試合で投手が以下のような場面に遭遇したとします:
5回表: ショートのエラーで走者が出塁 → そのままホームイン
6回表: ヒットで出塁した走者がタイムリーで生還
失点: 2(エラー起因の1点 + タイムリーの1点)
自責点: 1(タイムリーの1点のみ)
このように、失点は常に自責点以上の数値になります。守備が安定しているチームでは両者の差が小さく、エラーが多いチームでは差が大きくなります。
失点率の計算方法
失点率は、投手が9イニング投げた場合に何点の失点を与えるかを示す指標です。防御率が自責点を使うのに対し、失点率は失点を使って計算します。
失点率の計算式
失点率 = 失点 × 9 ÷ 投球回数
計算例
7イニングを投げて失点3(うち自責点2)の場合:
失点率 = 3 × 9 ÷ 7 = 3.86
防御率 = 2 × 9 ÷ 7 = 2.57
このように、同じ試合でも失点率は防御率より高くなります。失点率と防御率の差が大きい場合は、チームの守備にエラーが多いことを意味します。
防御率との使い分け
投手個人の実力を評価するには防御率が適しています。一方、チーム全体の投手力(守備も含む)を評価する場合は失点率が参考になります。
よくある質問
野球の失点とは?▼
失点とは、投手がマウンドにいる間に相手チームが得た得点の総数です。ヒット、四球、野手のエラーなど、得点に至ったすべての要因による得点が含まれます。投手の責任だけでなく、守備のミスによる得点もカウントされます。
失点と自責点の違いは?▼
自責点は野手のエラーがなかったと仮定した場合に入る得点だけを数えたものです。たとえば、エラーで出塁した走者がホームインしても、それは失点にはなりますが自責点にはなりません。防御率の計算には自責点を使います。
失点率の計算方法は?▼
失点率は「失点 × 9 ÷ 投球回数」で計算します。防御率が自責点を使うのに対し、失点率は失点(エラーによる得点を含む)を使う点が異なります。チーム全体の守備力も反映されるため、投手単独の評価には防御率が適しています。
失点が多いと防御率も悪くなる?▼
必ずしもそうとは限りません。失点にはエラーによる得点が含まれますが、防御率の計算に使う自責点にはエラーによる得点は含まれません。守備が安定しているチームでは失点と自責点の差が小さく、守備にミスが多いチームでは差が大きくなります。
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